どうしても卵って方は雑炊食べてから生卵飲んでくださいww。
2018年 09月 19日
昨夜はとある方がふぐ食べてるとこキャスしてました。
おいしそうでしたね~♫
暑い暑いって言ってたらもうお彼岸です。
昔、ふぐは彼岸から彼岸までと言われてました。
もっと昔のまだ養殖がなかった頃の言い伝えかもしれませんね。
今はとらの養殖物がお盆過ぎから出荷されてます。
ふぐといえば猛毒で有名ですが
ふぐ毒は水溶性の毒素(神経毒)でふぐの血液中にあります。
だから血液が集中しやすいところは危険度が上がるのです。
ふぐ毒の元ってふぐのエサで海中の動植物にあるらしく
ふぐの種類によっては食性が違うので全身無毒のふぐも居ます。
また他の魚は毒素の元を食べても排出するらしいのですが
ふぐは耐性が強いのでエサの毒素を体内に蓄積させると言われてます。
ふぐにはふぐの身欠き方があります。
内蔵を傷つけないないように
可食部分をできるだけ大きく取るおろし方です。
アラは可食部分の血管が通ってた所(隠し肝)を中心に流水でさらします。
大昔はふぐの腸管にアサツキ入れてお湯をさっとかける~
なんて仕事もあった様です。
今は内臓の提供は全国的にご法度だと思います。
(ふぐは条例ですから微妙な文面の違いはあるかも)
自分の中では特に新しいふぐ(活きふぐ)は魚に分類されませんww。
それくらい美味しい。
活きとらふぐの唐揚げ、とくにくちばしの皮とか、
かま~はらぼの辺りの柔らかい部分とか。
魚類には出せない味ですね。
あとね、別格中の別格が釣った日の小ふぐの鍋。
このふぐの味の深さといったらもう。
ふぐ料理の頂点と言ってもいいくらい。
朝から釣るだけ釣って活かしといて
午後2時くらいから波止でふぐを洗って
ほんで民宿に持って帰って真水で洗って冷蔵庫に。
ついでに宿のかーちゃんにエノキと春菊、豆腐なんか買ってきてもらって。
ふぐが小さいから身の繊維が極めて繊細、口当たりがなめらかシルキー。
味はとらふぐに比べるとたしかに弱いのですが
そこは量を加減すればおk。
むしろ雑味のない上品なふぐのだしになります。
鍋の中でふぐの身が柔らかくふくらんでやがて全自動で三枚おろしになります。
白菜は悩むところですが
冬場のおいしい白菜ほど甘みが強いので
ふぐのだしをぼやかします (T_T)
(豆腐から出る水にも要注意。芯が熱くなったらすぐ出せっw)
〆の雑炊も別格中の別格。
朝から釣って洗って豆腐を出すタイミングまで注意を払った
繊細で濃厚、ふぐの美味しさを余すとこなく出した
究極のふぐだしで炊く雑炊です。
ここまで来たら卵なんて邪道中の邪道、悪趣味の極みです。
どーーーーしても卵って方は雑炊食べてから生卵飲んでくださいww。
※ここに書いた小ふぐとは「まふぐ」「ひがんふぐ」の事です。
汽水域や川に居る「くさふぐ」は皮にも弱毒を持つとされてます。
当たる時は自己責任でw。
by kk_oichan
| 2018-09-19 20:35